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60代の女性の健康

日本人女性の平均閉経年齢は50歳と言われています。そして更年期とは閉経を挟んで前後5年ずつ。

ということは60代になると多くの女性はツラかった更年期を脱していると言えますよね。

心身の不調も落ち着き、やっと本当の意味で「私の時間を取り戻したぞ!」というあなたにこそお伝えしたいコト…。

それは「油断はしないで!」ということです。

え~?!更年期も過ぎたのに一体に何に気を付けるの??と思ったあなたに必読の情報とは…?

更年期障害で病院に行くことはありましたか?

60代に突入して更年期の心身の不調も落ち着いたわよ!というあなた。

そんなあなたの「更年期」はどんな感じでしたか?

ホットフラッシュやイライラしやすさはあったけれど、そこまでしんどいものではなかったわいう更年期だったでしょうか?

それとも寝込むことが多かったり、気分が落ち込んでうつになりかけたり、結構ハードな更年期だったわ!!という感じでしょうか。

いずれにせよ、あなたはご自身の更年期の時に「更年期についての相談や治療」で病院を訪れたでしょうか?

実は更年期だった時に1度でも婦人科や更年期専門外来を受診するというのはとっても大事なことだったのですよ!

一病息災という考え方

通常、願掛けで言うのは「無病息災」ですが、現代社会においては「無病」と思ってほとんど病院に行かないよりも、ちょっとした持病もちで定期的に病院にかかっていた方が異常を発見しやすくなるので長生きできるとされています。

つまりこれが「一病息災」という考え方。

これは女性の更年期にも言えることで、「更年期って誰でも通ることだし、病院に行く時間の余裕がないわ!」とした人より、更年期の症状が軽くても一度は専門家に相談をしていた人の方が60代以降の健康を維持しやすかったりします。

というのも、更年期というのはコレステロールが増えやすく肥満傾向になる人が多かったり、血栓ができやすい体質になったりするからです。

もし、更年期の期間に気が付かないうちに糖尿病予備軍になっていたり、高脂血症ができていたりすると、60代以降の健康状態を悪化させる要因となります。

中でも一番わかりやすいのは「骨密度」。

更年期に1度でも婦人科や更年期専門外来を受診していれば、そこで骨密度検査をすることがあります。

この骨密度検査をしていれば、その時点では問題なくても頭の中に「骨密度が大切」という認識ができます。

しかし、そうした検査を1度も受けていないと「骨密度」に対して意識することはほとんどなくなります。

けれども、この骨密度というのは、60代以降、つまり老齢期の毎日を楽しく快活に過ごすためには外せないものなのです!

油断しがちな「骨密度」は老年期こそ重要

今ではほとんど目にすることもありませんが、一昔前までは高齢女性で農業に従事していた女性の中に「とっても腰が曲がった女性」という人がいました。

ああした女性の多くはおそらく「骨粗しょう症」が原因で腰が異常に曲がってしまっていると思われます(もちろん、昔の農業は今ほど機械化されていなくて労働によるところもあるでしょうが)。

農業に従事しているので太陽を浴びている=ビタミンDは不足していないはずなのに、どうして骨粗しょう症になってしまうのか?

それはひとえに「カルシウムの摂取量」が不足しているから。

昔の日本人は今よりも魚を食べる機会が多かったので、魚の小骨などでカルシウムを摂ることもありましたが、牛乳を飲む習慣が少なく、カルシウムは総じて不足していたと言われています。

現代についても(牛乳の摂取量は昔より増えているにしても)やはりカルシウムの摂取量は充分でなく、多くの人は毎日の生活の中ではカルシウムをしっかり摂りきれていないのが現状です。

しかし、カルシウムが不足し、骨密度が少ないというのは60代以降の老年期の女性にとっては(男性もですが)実は大問題!!!

高齢になると筋力は若いころに比べて落ちますが、こうなると今までは筋力が支えてくれていた自重などの負担が骨にもかかるようになります。

けれど、骨密度が充分でない骨に大きな負担がかかると骨はもちろん「折れやすく」なります。

また、筋力が落ちると普段の生活も何かと動きにくくなるので、どんなに元気な人でも若いころより「こけやすく」なるのです。

そしてこの「転倒」が骨密度の低い骨を襲うと、骨は容易に折れてしまうのです。

老年期の骨折というのは若いころより治りにくいため、老齢期の人が骨折で入院をすると入院が長引き、そのまま筋力が落ち、最終的に寝たきりになることも少なくないのです!!

老年期の骨折が怖いのは寝たきりになりやすいという点だけではありません。

老年期の人が寝たきりになるというのは、脳の機能も急速に低下させてしまうことに繋がります。

つまり認知症などを発症しやすくなるということです。

骨密度不足→骨折→寝たきり→認知症

この流れは、実は老齢期では珍しくないこと。

老年期にあった方が良い健康ポイントというのは確かにいくつもありますが、その中でも特に気を付けておきたいポイントというのは意外にも「骨密度」なのです。

骨密度を補うためには?

骨密度というのは字のまま、骨がどれだけしっかりとした組織をもっているかということですが、骨を作る素になる栄養素と言えば…?

そう、カルシウムですよね。

骨密度を高めるもしくは現状維持をするためには、このカルシウムをいかに上手に、継続して、さらに充分な量で摂取するかということが大事。

通常考えるのは乳製品からのカルシウム摂取で、牛乳はすぐに思いつくカルシウムを多く含む食品ですよね。

一般的には成人女性に必要なカルシウム量である600mg~750mgという量を牛乳から摂取しようとすると、1日600ccの牛乳を飲む必要があると言われています。

成長期の頃なら1日600ccの牛乳はまだ摂取しやすいかもしれませんが、60代以降でこの量を摂り続けるのは難しいという人もいるはずです。

それに、牛乳というのは体質によってはお腹を下す人もいますよね。

毎日簡単に継続してカルシウムと、カルシウムを骨に吸収しやすくするためのビタミンDを摂取するには、やっぱりサプリメントを利用するのが手っ取り早いですね。

乳糖を含んでいないものなら(普通は含んでいないものが多いですが)牛乳によってお腹を壊すことがあるという人も安心して飲み続けることができます。

それに食事からカルシウムを摂取しようとすると色々と計算をしなければいけませんが、サプリメントなら1粒に対するカルシウムの含有量が決まっているので、自分が毎日どのくらいサプリに頼ればよいかわかりやすいです。

しかも…これはやはりサプリのありがたいところですが、現代のサプリは1つだけの成分というものや複数の成分を含んでいるものと言ったように色々と種類があります。

例えばカルシウムだけを含んだサプリもある一方で、カルシウムと別の栄養成分を含んだサプリもあります。

こうしたサプリを使い分ければ、自分に不足している栄養成分を効率よく摂取できるので色々と考えるのがちょっと…という人にも簡単です!

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どこかの機会に必ず1度は計測を

さて、ここまで60代以降の人が気を付けておくべき「骨密度」についてお話をしてきました。

あなたが更年期に1度も病院などを受診していなくても、骨密度の重要さについてこのページで知って、これから対策をするのはそれだけでも大変大きな一歩です。

しかし、やはり1度でも、公的機関や健康診断などで骨密度を計測しておくのはとっても重要です。

というのも、骨粗しょう症というのは自分では知らないうちに進行しているので、今日特に何の問題もなく過ごしても、あなたの骨はすでにスカスカになっているかもしれないのです。

そうなると、サプリでのカルシウム補充よりしっかりと病院で治療を受ける緊急性がある場合もあります。

ですから、更年期に1度も骨密度を計っておらず、それ以降も骨密度をはかったことがないという人は、一先ず自治体の保健所やかかりつけの医療機関でも良いので骨密度を計測しておきましょう

更年期から老年期へ…健やかに美しく過ごすために

上の項目では大半を60代以降の「骨密度」の重要性についてお話をしてきましたが、何も60代以降の女性にとって大切なのは骨密度だけではありません。

閉経を過ぎ、更年期も落ち着き、心身ともに老齢期として新しい生活が始まった女性は、60代であっても70代であっても、生涯女性であることに変わりないのです。

女性のなかには「閉経をしたら女性ではなくなる…?」と漠然と不安を抱いている人もいますが、そんなことは決してありません。

美しく充実した老年期を過ごすためにできること、大切にしたいことはどんなことでしょうか。

閉経しても「女性」であることは忘れないで

女性にとって月経があるというのは「自分が女性である」ということを良きにしろ悪しきにしろ自覚させることの1つであることは確かでしょう。

もう!面倒くさい!と思っていても、実際に閉経をすると「私はもう女性としては終わりかしら」なんて思う人がいたりもします。

しかし、女性が女性であるというのは、何も月経があるからではありません。

美しい立ち居振る舞いや、輝く笑顔、芯の強さ、柔和さというのはやはり女性の方が持ち合わせている人は多いでしょう。

60代、70代、80代と年を重ねれば重ねるほど、女性のこうした美しさには磨きがかかります。

ですから、閉経と共に「自分はもう女性ではない!」と女性としての品まで終了させることは間違っています。

いつまでも快活に美しくあるために、やっぱり美容を気にしたり、身だしなみを気にすることは大事なことですよ。

美しい60代・70代・80代と進むために

50代で閉経を迎え、60代で更年期もすっかり落ち着いてしまうとふと気づくことはありませんでしたか?

それは老年期に向かうにあたって肌のハリが少なくなったり、シワやシミが増えたという点です。

これって実は閉経によってエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急減してしまったことによるところが大きいのですよね。

閉経をすると今後エストロゲンが体内で分泌量を増加させることはありません。

ではもう肌のハリなどについては諦めるしかないのか?というとNOです。

体内でのエストロゲン分泌量は増えませんが、サプリメントなどで体外から摂取することはもちろんできますし、効果もあります。

大豆イソフラボンという味方

よく比較されることで、納豆を毎日食べていた人と大豆食品をほとんど摂取してこなかった人では髪の質や黒さが違うというものがあります。

これは大豆製品を積極的に摂取していた人の方が髪が黒かったり、抜け毛が少ないということなんですよね。

この結果はなぜかというと、大豆製品には「大豆イソフラボン」という女性ホルモン(エストロゲン)によく似た成分が含まれているためです。

つまり、大豆製品によって毎日女性ホルモン(に似た成分)を補充していた人は、同じ年齢でも自然にアンチエイジングをしていたということになるのです。

もちろんこの効果は60代や70代の女性にもあるので、今までは大豆製品をあまり食べてこなかったという人もこれからは意識して食べてみることをおすすめします。

さらに、大豆イソフラボンもカルシウムと同じく、サプリメントとして摂取することが可能なので、納豆や豆乳が苦手…という人はサプリメントで簡単に摂取するのがおすすめです。

コラーゲンやプラセンタという味方

60代以降になって気になるものに「関節痛」というものがあります。

これは高齢になることでどうしても筋肉量がなくなり、関節への負担が増えることで生じる場合も多くあります。

しかもこの時点で軟骨すらすり減っていると、関節への負担だけでなく、かなりの痛みに悩まされることにもなります。

こうした関節痛を和らげるために功を奏するのがコラーゲンやプラセンタなど、軟骨の材料になるような栄養成分。

これらの成分は軟骨の材料となって関節痛を和らげるだけなく…そう、美容にもばっちり効果があります

コラーゲンやプラセンタなら、更年期関係なく摂取したわよ!という女性も多くいるのではないでしょうか?

もちろん、更年期をきっかけにして摂取をし始めた人も、このページをきっかけにそうしたサプリを利用することに人もいると思いますが、これからの人は利用し始めてからしばらくしてまず肌がプリプリしてくることに驚くはず。

自分では軟骨がどうなったかというのを見て確認することはできませんが、気が付いたら関節痛が弱まってた!という人も多くいます。

肌への効果は自分に自信を取り戻せますし、関節などへの効果は痛みからの解放で毎日がもっとイキイキしてくるはずです。

活力注入サプリはパートナーと!

60代以降の女性にとって、生涯の半分以上を共にしたパートナーは、きっと年齢もあまり変わらないでしょう。

更年期は女性だけと思われがちですが、実は男性にも更年期はあります

あなたが更年期に悩んでいる時、もしかしたらパートナーである夫も男性更年期に悩んでいたかもしれません。

そして、お互いに更年期を潜り抜けて落ち着いたとき、以前よりもちょっと元気がなくなったな、というのはお互いに感じるかもしれません。

一緒に出掛けるにしても、出かける回数が減ったり、出かける距離が近場になったり…。

それだって決して悪いことではありませんが、もし体調が悪いわけではないのに「何となく元気が出ない」なんてことで毎日が過ぎているなら、活力系のサプリを2人で飲んでも良いでしょう。

今では高麗ニンジンを含んでいるサプリがあったりと活力注入系のサプリはたくさん販売されています。

夫婦で一緒に乗り切った更年期なら、60代以降の老年期も夫婦で楽しくハッピーに、そして元気に過ごしたいですよね。

女性が女性として楽しく輝いているためにはちょっとしたトキメキはずっと必要です。

できたら苦楽を共にしたパートナーに、そうした気持ちを持って過ごせると生涯素敵な夫婦でいられると思いませんか。

そのためにも、老年期を迎えるあなたとパートナーで、一緒に元気を維持できるサプリメントを試してみることをおすすめします。

あなたの生涯がいつまでも美しく、素晴らしいものでありますように!