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更年期を迎えた女性にとって多くの女性が経験する『腰痛』ですが、それが『更年期の症状』や『別の病気』なのかという判断をするのはとても難しいものとなっています。

そこでこの記事では、そんな腰痛の原因や対策方法などをご紹介していきます。

この記事を読むことであなたの腰痛のお悩みを解決することが出来るので、ぜひ参考にしてみてください。

腰痛の症状が起きる原因はなに?女性ホルモンが関係している?

更年期症状は女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が減少ことによって発症することはご存知の方も多いと思います。

その影響で自律神経が乱れ、血管が収縮されることで全身の血流が悪くなってしまい、腰痛や肩こりといった痛みを感じることが多くなります。

また年齢を重ねることで腰回りの筋肉が加齢や日ごろの運動不足などにより低下することも可能性として考えられ、普段使わない筋肉が硬直して硬くなることで痛みを引き起こします。

普段姿勢が悪いと人に言われがちであったり、自分は肥満気味という人は、腰に負担がかかりやすいといえます。

若い場合、腰痛を実感することはなかなかなかったと思いますが、更年期を迎え腰痛が増えたという場合は更年期障害によるものかもしれません。

腰痛が発生!こんな時にはどう対処すべき?

腰の痛みを軽減させるには、まず腰をはじめ身体を温めることが大切です。

貼るタイプのカイロや温湿布を痛みの患部に貼ったり、40度くらいの少しぬるめのお湯に浸かることで血流が良くなって効果が期待できます。

後ほど詳しくご紹介しますが、腰を意識したストレッチやヨガなども負担があまりかかりすぎないよにすれば効果的でしょう。

症状がいつまでもおさまらない場合は『腰椎椎間板ヘルニア』や『骨粗しょう症』といった、更年期とは別の症状の可能性もあるので注意が必要になります。

そもそも腰痛のメカニズムとは?

痛みというのは神経を通して脳に伝達されますが、『下行性疼痛(とうつう)抑制系』という痛みを緩和したり抑える機能が脳にあります。

更年期以前はこの機能のおかげで痛みを緩和してくれるのですが、更年期の期間は女性ホルモンが乱れ、自律神経のバランスが崩れることによって脳の機能が弱くなってしまうのです。

更年期の主な原因というのは女性ホルモンの減少ですが、自律神経の乱れはストレスや睡眠不足、食生活の乱れといったように普段の生活の乱れがほとんどです。

要注意!別の病気の可能性もある!?

腰の痛みは骨の変形であったり、その影響で神経を圧迫されてしまい痛みを感じることがあります。

このように更年期だけでなく、その他の病気の影響で腰痛を引き起こしてしまうことがあるのです。

特に女性の場合、子宮がんや子宮筋腫といった婦人科系の病気で痛みを感じる可能性があります。

放置してしまい、治療が遅れ、症状が悪化してしまうことで取り返しがつかなく可能性があるので、腰の痛みが長期間治らないようであれば病院で診てもらいましょう。

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腰痛の対策方法について

女性ホルモンの減少を抑える

先ほどご説明した通り、原因の一つに更年期による女性ホルモンの減少があります。

女性ホルモンが減少することで少なからず血管が収縮してしまい、全身の血液の流れが悪くなってしまい腰痛をはじめ、肩こりなどの症状を引き起こしてしまいます。

女性ホルモンの減少を抑えるためには、まず大豆製品などを多く食べるようにしましょう。

納豆や味噌などに含まれる『大豆イソフラボン』には女性ホルモンと同様の働き持つので症状を和らげる効果が期待できます。

また、大豆製品には『サポニン』と呼ばれる成分が含まれています。

サポニンには血流の流れを良くする効果があり、血流をよくすることで更年期の腰痛に効果があるのです。

適度な運動を取り入れる

運動といってもそんなに激しいものではありません。

体操やストレッチ、ヨガといった自宅に居ながらできる簡単なものなので手軽にできるものです。

適度な運動は血流を良くし体温を上げることが出来るので、更年期特有の症状をはじめ、腰痛を和らげることが出来ます。

コルセットで姿勢を整える

コルセットを使用することで姿勢の悪くなった腰を矯正してくれる効果が期待できます。

年齢とともに姿勢を崩しやすくなるので、こういった矯正器具を使うことで腰椎や骨盤を元の適切な姿勢に正してくれるので、姿勢が気になるようであればおすすめです。

症状がひどくなることで腰椎などを傷つけてしまう原因になりかねないので、予防の意味で巻いておくのも効果的でしょう。

敷布団を変えてみる

実は原因として多いのが布団です。

敷布団を変えただけで起床時の痛みが和らいだという声もあるのです。

人によってどういった敷布団が合うかは好みがあるので、購入の際、実際に寝てみて痛みを感じづらいものを選ぶと症状を和らげることが出来ます。

ちなみに低反発マットは長い時間使用していると形が変形してしまい、体圧が分散されにくくなるためお勧めしません。

ダイエット

更年期での腰痛は肥満が原因となっていることも多いのです。

長年の運動不足などから30代から40代は体重が増加しがちです。

その影響で腰にかかる負担が大きくなってしまい、腰を痛めてしまいます。

ですが、体重を多少落とすことで痛みが楽になるので、あなたが肥満気味なのであれば無理のないダイエットをおすすめします。

ただ、食事制限などは更年期の症状を助長してしまう恐れがあるので、適度な運動とカロリー制限などを心がけてみましょう。

まとめ

更年期というのは女性にとって避けて通ることのできないものです。

ですが症状がひどく、日々の生活に支障が出てしまっては困ってしまいますよね。

腰痛を改善するためにも先ほど紹介した方法をしっかりと取り入れ、更年期を上手に乗り切りましょう。